横浪 修|吉楽 洋平|高木 康行|浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA

MMoP

「浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA」より横浪 修氏、吉楽 洋平氏、高木 康行氏の展示作品をご紹介いたします。

横浪 修 | Osamu Yokonami
〈PRIMAL〉
横浪氏がライフワークとして続けている「子どもを被写体としフルーツや野菜を体のどこかに挟んで撮影する」というシリーズの延長となる本作〈PRIMAL〉。ここでは被写体となる子どもの年齢を2、3歳と下げ、屋外かつ裸で撮影することにより、子どもの無意識の表情を引き出し、よりプリミティブな表現を追求しています。
果物や野菜を、顎と肩の間でバランスを保ちながら挟むという難しいチャレンジを行うことで、子どもたちの自然体が写真にとらえられています。それらの素の表情には、子どもが持つ素朴さや普遍的な魅力が、個を超えて浮かび上がります。

吉楽 洋平 | Yohei Kichiraku
〈Formless〉
〈Formless〉は、2015年11月のパリ同時多発テロ事件時に同地を訪れていた吉楽氏が直面した、強烈な体験に基づいて制作されたシリーズ。吉楽氏は「エブル(マーブリング)」の持つ抽象性と流動性に着目し、グローバリズムにより流動化する世界の姿と重ね合わせ、世界各地の新聞紙にマーブリングを施しました。
実はマーブリングは墨流しとして古くから日本にも存在し、9~10世紀頃に中国や日本で発祥し、シルクロードを渡った墨流しは、トルコを基点に15世紀頃より欧州各地へと派生していきました。吉楽氏は一年間かけてこのトルコ発祥エブル技法を学び本作を制作しています。

高木 康行 | Yasuyuki Takagi
〈BLR: Brooklyn Lot Recordings〉
これらの写真は高木氏が1993年にニューヨークのブルックリンに移住してから、10年にわたって撮り続けたブルックリンの空地の記録です。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロによって、マンハッタンからブルックリンへの移住者が増えたことでジェントリフィケーションが始まり、富裕層による下層住宅地の高級化がブルックリンに大きな変化をもたらしました。「空地の記憶など、自分の空想の中の出来事のように思えてくる。僕がとらえたかった美は、そこに一瞬の間だけ現れ、やがて消えた」と高木氏が記すように、かつて確かにあったこの場所を未来に伝える、写真の持続的な力に改めて気づかされます。

FLATLABOではアルミ複合板作品のプリントを担当いたしました。UVでのダイレクトプリントは雨風にも強く、屋外展示にも向いております。
開催概要
▼「浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA」開催概要
会 期:2024年7月20日(土)から9月16日(月・祝)
会 場:MMoP(モップ)|(住所)〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1
主 催:浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA実行委員会
関連リンク
浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA
プリント手法
UVプリント
メディア
アルミ複合板
額装・加工
アルミマウントアルミフレームその他額装・加工
その他サービス
施工
作家属性
写真家
担当ディレクター
小須田

まずはお気軽にお問い合わせください

プリントや額装方法、費用感など、
知識・経験豊富なディレクターが丁寧にお応えします。