ジゼル愛華｜Time Traveler ジゼル愛華浮世絵乃夢噺｜

銀座蔦屋書店アートウォールにて、ジゼル愛華「Time Traveler ジゼル愛華浮世絵乃夢噺」が開催されました。バウエル ジゼル愛華さんは幼少期をブラジルで過ごし、現在は日本を拠点ピクセルアーティストとして活躍されています。本展では江戸と現代・日本とブラジルという異なる時間と文化を行き来する「時空の旅」をテーマに浮世絵をオマージュしています。アクリル特有の透明感や奥行き感が、ピクセルアートのファンタジーな世界観を広げています。


以下、作家ステートメント
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[本展に寄せて]
ピクセルアートという一見ノスタルジックな表現で、江戸と現代、そして日本とブラジルという異なる時間と文化を軽やかに行き来する“時空の旅”を描いています。
舞台となるのは、東京、日本橋や銀座。浮世絵の名作へのオマージュを込めながら、私が幼少期を過ごしたブラジルの色彩や熱気、情熱的な空気感が重なり合い、文化が交差する風景を表現し、時代と国境を超えた「夢」のような物語が広がります。
自画像として描かれた美人画には、時代を越えて立つ自分自身のまなざしと、クロード・モネやファン・ゴッホそして五代目瀬川といった人物のアイデンティティを重ね、その時代を生きるファッションや感性を投影しました。
また、作品の風景の中に“わたし”が潜んでいます。その視点から広がる景色を感じ取り、皆さんと共にそれぞれの「時空の旅」を楽しんでいただけたらと思います。

バウエル ジゼル愛華