高精細プリンターを知りたい!
こんにちは。FLATLABOの鴫原です。
ミュージアムプリントをはじめ、フォトアクリルや木製パネルの制作に欠かせないのがプリンターと用紙です。
数回に渡り、プリントにフォーカスした記事をお届けしています。
今回はFLAT LABOのプリント環境(プリンター編)をご紹介します。
(プリントテクニックを詳しく知りたい方は過去の記事をご覧ください。)
FLAT LABOで使用しているプリンターがこちら。3台並んでいると壮観ですね。
高品質で高精細なプリントが可能です。カラー・モノクロを問わず精度の良いプリントを出力できます。
単票紙から幅1118mmのロール紙まで様々な紙に対応しています。
大きいので慣れるまでは紙の交換も一苦労です。
FLAT LABOのプリンターは水性の顔料インクを使用しています。
染料インクに比べて色の再現性が高く、階調も豊かです。
耐久性や耐光性に優れているので作品の展示や保存に向いています。
こちらが使用している交換インクです。容量はなんと700ml。
家庭用プリンターの交換インクと比べるとこの通り。
いかに大容量かが分かります。
メンテナンスも欠かせません。
毎朝プリントをする前にノズルチェックを行います。
インクが正常に噴出されているかの確認です。
ノズルが詰まっていると、このように線が途切れてしまいます。(BK上から8本目)
ノズルが詰まったまま印刷するとプリントに不自然な線が生じます。
家庭用プリンターでも同様の現象が起こるので定期的なクリーニングをおすすめします。
いかがでしたか。
FLAT LABOのプリントはハイエンドプリンターとそれを自在に操るディレクターによって出力されています。
微妙な色や濃度をコントロールしていく作業はまさに職人技。
思い描いた通りのプリントが出来上がると楽しいですよ!
(霊山ディレクターがぱっと見小さく見えますが178cmあります。遠近法ですね。
ちなみに私はもっと大きいです。)
次回はお客様からのお問い合わせが多い、プリント用紙の種類をご紹介します。
まずはスタンダード用紙編です。
ブログで紹介してほしいことがありましたらお気軽にご連絡ください!
Text by 鴫原薫