山谷 佑介|鈴木 理策|浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA
MMoP
「浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA」より山谷 佑介氏、鈴木 理策氏の展示作品をご紹介いたします。
山谷 佑介 | Yusuke Yamatani
〈ONSEN〉
野湯(のゆ、やとう)と呼ばれる、整備されておらず自然の中に自噴する温泉巡りを、カメラを手にして間もない15年程前から始めていた山谷氏。山中の洞窟内や、硫黄が垂れ流される岩肌のある場所など、ダイナミックで雄大な風景を舞台に撮影行脚が繰り広げられ、友人や家族、時にはSNSで被写体を募り、現在も温泉での撮影は継続されています。地中の奥底から吹き出し、地球のエネルギーを体感できる温泉という場所。その原始的な風景に身体を介在させ、人間と世界そのものをとらえ直そうとするこれらの写真は、どこか遠くの惑星で撮られたようでもあり、ファンタジックな異世界へと観る者を誘います。
鈴木 理策 | Risaku Suzuki
〈水鏡 / Water Mirror〉
〈水鏡〉に見られる構図やモチーフは、水面に浮かぶ睡蓮を描いたクロード・モネの絵画を思わせます。
モネの絵の中で水面は鏡の働きを持ち、異なる平面に分かれた二つの次元を同時にそこに写し出しています。また、はっきりとした消失点を定めないことで、キャンバスの限界を超えて構図が広がっていくような不思議な感覚が生まれています。モネのその多視点的絵画は、当時非常に斬新なものとして評価されました。モネの絵画に直接言及することで、〈水鏡〉のイメージの構造について深く考えさせ、水面が持つ鏡の効果や、構図の中央にある不思議な歪みに私たちの視線を引き付けます。
FLATLABOではどちらの展示も内照式ファブリックフレームにて作品を制作いたしました。
山谷 佑介 | Yusuke Yamatani
〈ONSEN〉
野湯(のゆ、やとう)と呼ばれる、整備されておらず自然の中に自噴する温泉巡りを、カメラを手にして間もない15年程前から始めていた山谷氏。山中の洞窟内や、硫黄が垂れ流される岩肌のある場所など、ダイナミックで雄大な風景を舞台に撮影行脚が繰り広げられ、友人や家族、時にはSNSで被写体を募り、現在も温泉での撮影は継続されています。地中の奥底から吹き出し、地球のエネルギーを体感できる温泉という場所。その原始的な風景に身体を介在させ、人間と世界そのものをとらえ直そうとするこれらの写真は、どこか遠くの惑星で撮られたようでもあり、ファンタジックな異世界へと観る者を誘います。
鈴木 理策 | Risaku Suzuki
〈水鏡 / Water Mirror〉
〈水鏡〉に見られる構図やモチーフは、水面に浮かぶ睡蓮を描いたクロード・モネの絵画を思わせます。
モネの絵の中で水面は鏡の働きを持ち、異なる平面に分かれた二つの次元を同時にそこに写し出しています。また、はっきりとした消失点を定めないことで、キャンバスの限界を超えて構図が広がっていくような不思議な感覚が生まれています。モネのその多視点的絵画は、当時非常に斬新なものとして評価されました。モネの絵画に直接言及することで、〈水鏡〉のイメージの構造について深く考えさせ、水面が持つ鏡の効果や、構図の中央にある不思議な歪みに私たちの視線を引き付けます。
FLATLABOではどちらの展示も内照式ファブリックフレームにて作品を制作いたしました。
会 期:2024年7月20日(土)から9月16日(月・祝)
会 場:MMoP(モップ)|(住所)〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1
主 催:浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA実行委員会